近年、公共の場の広告やオフィスの案内板等様々な場面でデジタルサイネージが使われるようになりました。デジタルサイネージは、ディスプレイ等を利用した電子看板や電子掲示板の総称で、中でもLEDを利用したディスプレイのことをLEDビジョンと呼ばれます。LEDビジョンは赤・青・緑の3つの自然発光素子であるLEDをユニット化したものを均一に並べてパネル化、そのパネルをタイル状に組み合わせることによって構成されています。同じ面積でもこのLEDとLEDの間隔が狭まるほどより解像度が高くなり、より高画質な映像を表示することが可能になります。
更に、LEDビジョンはパネルをタイル状に並べているため、自由自在に画面サイズや画面をL字型や縦長にすることができるので映像の表現方法が幅広く増えるのです。このように様々なメリットがありますが、デメリットもあります。そのひとつが近くから見にくいという点です。LEDビジョンは無数のLEDで構成されており、近くから見るとただ点が光っているだけにみえ、離れてみる必要があるのです。
それに関連して、設置する際には景観条例にも考慮する必要があります。景観条例とは、歴史との関わりがある地区や街並みを維持するために定められた条例で、これらのイメージを損なわないように自治体が定めています。この条例は細かいガイドラインがあるため、LEDビジョンに関わらず、広告物を設置する際には考慮する必要があるのです。
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